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連載BLOG (注文住宅編)



~職人集団と綴った夢のさきに(引き渡しまでの軌跡)~

「注文住宅ができる迄」⑬ 人と場所を繋ぐ建具

2021-10-26
▲店舗デザインのノウハウによるオリジナルの建具。見えそうで見えない。目的に合わせ用と美を兼ねたデザインに(写真は、長町のおばやんさん)
 この扉を開けるとどんな景色が広がっているのか、建具にはそんな想像をかき立てる魅力があると思います。他にも雨風の侵入を防いだり、空間を仕切ったり、繋いだりと機能的な面でもさまざまな役割があります。

 先日、S様邸の特注建具の打ち合わせが行われました。S様ご夫婦とご一緒に、会社で使用している建具やサンプルを見ながら、ガラス面の透け方の違いや扉の枠の色味をご確認。ご提案させて頂いたデザインに、S様のニュアンスが加わり更に良いモノに。扉のデザインは、弊社の店舗事例を参考に一つひとつ丁寧に決めていきました。店舗のデザインを行っているからこそ、ご希望に添えるようなデザインのご提案ができるのも弊社の強みです。

 玄関は家の入り口、リビングの扉は、家庭の入り口。大切なご家族や、お客様をお招きする扉だからこそ拘りたいところです。空間をひらき、人をつなぐ建具。今回共にデザインしたオリジナル建具から、素敵な出会いが生まれますように。

                  ✍新入社員・広報 くしだ


擦りガラスのすけ具合を確認する
塗装の色見本を確認する
様々なサンプルを確認する
図面とCGで説明する

「注文住宅ができる迄」⑫ 内装のディテールに迫る

2021-10-25
▲サンプル、CG、参考写真、手書きの図などあらゆる方法でお伝えするのはお客様に「これしかない」と思える家を建てて頂きたいからに他なりません
 最近、美容室で髪を切りました。髪型の注文のとき、いつも伝え方を悩んでしまいます。伝えるのって難しいんですよね。その比ではありませんが、家を建てる際も「理想的にしてほしい!」と思いつつ、希望がうまく伝わるのか誰でも不安になるのではないでしょうか?

 先日、S様邸の内装のお打ち合わせが行われました。お客様のお住まいの内装デザインについてご説明しています。その後、CGで立体的に空間のイメージをお伝えしたり、原寸サンプルを見ていただきながら、お客様のご希望をお伺いしていました。S様ご夫婦は、サンプルやカタログを見て吟味しながら、しっかりと納得のいくものを選ばれていらっしゃいました。お客様の些細な反応も見逃さず、じっくり耳を傾けるその姿は、まさに“聞いて造る職人” 。 打ち合わせを何度も行うのはもちろん、デザインをわかりやすくご提案する下準備もかかせません。それは、お客様と共につくりあげていく事を、弊社は大切にしているからなんだと思います。

 美容室でも、CGでイメージを伝えられたらいいのにな〜なんて!? オーダーを聞くのは言葉だけにあらず、自分の拙い説明でも満足以上の髪型にしてもらえると本当に感動します。五感で聞き、伝える。そんな広報職人を目指したいです。

”聞いて造る職人”のひとり、中山課長のインタビューはコチラです。

                   新入社員・広報くしだ

「注文住宅ができる迄」⑪ 壁に隠された"モフモフ"

2021-10-02
▲雨と工事の音が響く現場で、職人さんたちは黙々と働く。晴れた日にに元気に動くのもいいですが、雨の日だからこそ集中できる日もありますよね。
 しばらく、気持ちの良い秋晴れが続いておりましたが、本日は雨模様。皆様は、いかがお過ごしでしょうか。こんな日は、暖かい部屋の中で映画鑑賞や読書などをしながらモフモフとしたいものです。

 本日の注文住宅の現場では、断熱工事に着手している所でした。これまで弊社の大工チームで施工して来た下地の木の間に、グラスウールという断熱材を敷き詰めていきます。弊社の現場管理の菊池課長がその作業を見守り、確認していました。最後に防湿シートという湿気を通さないシートを被せて、断熱工事の作業は終了です。細かい所までぎっしりと敷き詰められた断熱材。まるで、高級なダウンジャケットみたいでした。

 現場では、終始雨音がミシンの針のように響き、作業は正確に進められていきました。この様にして僕らのモフモフは作られているんですね。本日、作業された3名の断熱工事の職人の方々、ありがとうございました。

                   新入社員・広報くしだ

「注文住宅ができる迄」⑩ 上棟式をご家族と共に

2021-09-24
▲晴天にも恵まれ、お施主様ご家族と一緒に、「上棟式」が行われました!
 新人広報のくしだです。「贈りもの」って、うれしいですよね。私は、もらうのも嬉しいですが、差し上げる時にも嬉しさをかんじます。さて、今日は「上棟式」のご紹介。建築中のS様邸に、ご家族と弊社スタッフが集まりました。
     
 「上棟式」は、家の構造部分までが、無事出来上がった事を感謝し、完成までの安全祈願をする儀式です。式中には、棟梁からご家族への「頑張ります!」お言葉、お施主様から御祝儀や贈呈品お渡しなどもありました。国によって、風習は違っても建築の節目での似たような式は世界でも多数あるようです。弊社では、お施主様に合わせてこの「上棟式」を開き、お客様と共に思いを一致させ、御祈念させて頂いております。
     
 家づくりは職人からお施主様へ、人から人へ贈る思いのこもった巨大な「プレゼント交換」のようなものかも知れないそんな風に思い、式を後にしました。今後も、会社一丸でS様の家づくりに励んでいる様子を広報していきますので、どうぞ引き続きよろしくおねがいします!

                   新入社員・広報くしだ

「注文住宅ができる迄」⑨ 快適なベランダを作る!

2021-09-08
▲ベランダの防水工事を早回し動画でご紹介!ダイライトMS(詳細は下写真にて)の素材としての強度を表すこのマーク、力強くてかっこいいです・・!

 少しずつ秋の風が心地よくなってきました。こんな時、広いベランダで夜風を浴びるのも気持ち良さそうですね。さて「注文住宅ができる迄」今回は「ベランダ工事」についてご紹介致します。

 レンガ調や木目調の住宅の外壁、その内側には様々な材料があることをご存知でしょうか?まず震災、火災、白蟻被害など様々な災害に備えるため、耐震・防火性のある材料(※1)を隙間なく貼っていきます。隙間が空いてしまうと白蟻や雨水の侵入によって家の構造を早期に痛めてしまう恐れがあるからです。それだけでなく、その上から防水・室内の湿気を逃す為のシート(※2 )も隙間なく貼り、そこで初めてお洒落な壁紙を貼っていきます。

 日々の洗濯を干したり、外の景色を眺めたりできるベランダ。屋外であり、屋内のようでもある場所には、雨で濡れても大丈夫なようしっかりと防水の工事をしていました。ここから、窓サッシの取り付けや断熱作業へと入っていきます!お楽しみに!

                   新入社員・広報くしだ
▲外から見た現場の様子。現場シートで建物全体が覆われています。
▲ベランダ施行中の場所から街を眺める。秋の涼風が入って心地良い。
▲ベランダの足場の骨組みをみるみるうちに作っていく大工の友さん。
▲※1 「ダイライトMS」を貼ることで壁の耐震性、防火性が上がる
▲ダイライトMSがしっかりはまるよう、必要なサイズに切断する。
▲※2 「透湿防水シート」は水の侵入を防ぎ、湿気を外に出す事が可能
▲ダイライトMSと透湿防水シートが貼り終わった、ベランダの様子。
▲弊社ロゴの入ったヘルメットが、作業中の安全を見守っているよう。





石黒建築工房は、【宮城県】を拠点とする「DIYカフェのある工務店」です。