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連載BLOG (注文住宅編)



~職人集団と綴った夢のさきに(引き渡しまでの軌跡)~

「注文住宅ができる迄」⑧ 遂に花形作業・建て方

2021-09-06
▲「建て方」作業を早回し動画でご紹介。柱がみるみる立ち上がり、梁や胴差しが嵌め込まれていく様子は、見ていてとても気持ちがいいです。
 「注文住宅ができる迄」第8段。本日、基礎工事の次の工程、「建て方」(たてかたは、住宅全体の構造を組み立てていく作業 です)についてご紹介いたします!!

 現場では、大工の友さん、丸谷さん、三浦さんチームと、工事管理の菊池課長、西山課長の2人、助っ人として家具職人の四海さんも一緒に総力戦で作業していました。「建て方」というのは、住宅の柱や梁、胴差し(※1下写真参照)などの構造材を組み立てる作業です。住宅の大枠を作る作業なので、家づくりにとっては一番の見せ場となる花形の作業でもあります。西山課長、四海さんが構造材を玉掛け(クレーンに構造材を掛け外しする作業)し、それを大工チームが受け取り、菊池課長の誘導の元ひとつずつ着々と組み立てていきました。

 ついに住宅の大枠も出来上がり、全体像が見えてきました。続いて内装・外装の工事に入っていきます!お楽しみに!!

                     新入社員・広報くしだ

大工メンバーの紹介ページはこちらです→https://bit.ly/3BJ78ai


▲屋根まで組み立てるので「足場」も高い位置に設置されています。
▲加工された構造体が、何台ものトラックに積まれて運ばれてきます。
▲職人さんの熟練されたクレーン操縦で、的確な位置へ運ばれていく。
▲トラックの荷台から大量の構造材を積み降ろす誘導をする菊池課長。
▲クレーンで次に何を運ぶか菊池課長と連携をとり作業する西山課長。
▲構造体を、西山課長と一緒に一つひとつ玉掛けしていく四海さん。
▲慎重にクレーンで運ばれてきた構造体を受け取る大工の三浦さん。
▲※1胴差し(1階と2階の間に入れる構造体)を入れる丸谷さん。
▲建て方途中の現場の様子。沢山の柱で支えられていることがります。
▲大工チームに笑顔で声を掛けながら現場を見守る西山課長。
▲「羽子板ボルト」と呼ばれる災害で構造体がずれないようにする金物
▲羽子板ボルトを手で取り付け、インパクトドライバーで固定する。
▲四海さんが支えながら、三浦さんが筋交いを入れていく。
▲パズルのようにひとつひとつ嵌め込まれ、均等に並びます。
▲猛暑の中での作業は体力を消耗しますので、休憩はこまめに取ります
▲最後に、外から見た現場の動きを早回しでご紹介いたします。

「注文住宅ができる迄」⑦ 何事も土台が肝心!?

2021-08-27
▲今回の土台敷きの作業の様子を、タイムラプス動画でご紹介。

 連載ブログ“注文住宅編”も第7回となり、前回までの基礎工事の次の工程は、「土台敷き」についてご紹介いたします!

 基礎工事を終えたきれいな石肌の現場には、大工の友和さん、丸谷さん、三浦さんが乗り込んでおりました。トラックで材料が運ばれ、基礎の上に土台となる木材を固定していきます。まず基礎の上に基礎パッキン(※1下写真参照)という、床下へ通気を促すための緩衝材(かんしょうざい)を固定します。これには、換気スリットがあり、ネズミが侵入するのも防いでくれるようです。この「基礎パッキン」をボルトで固定したら、土台となる木材をパズルのように組み合わせていきます。全てハマったら、カットスクリュー(※2写真参照)という金具を、ボルトにガッチリ固定して完了!!

 一つひとつ手作業で行うため大変な作業ですが、大工の皆さんはコツコツと、着実に土台敷きの作業を進めていき、土台敷きも終りました。何事も土台が肝心で言いますからね。次の工程もお楽しみに!!

土台を敷く、大工 友和さんのスタッフインタビューはコチラです

                   新入社員・広報くしだ



▲※1基礎パッキンの上に土台を敷き、その上から金物で固定していく
▲重く、大きい土台を手作業で運び込んでいく友さん。
▲※2カットスクリューという金物。材面とフラットな仕上がりに。
▲インパクトレンチという機械を使って土台を固定していく様子。


「注文住宅ができる迄」⑥ 暮らし支える給排水

2021-08-14
▲人力によるスコップ作業と、ショベルカーで穴を掘る様子。基礎の四方を、人の半分ほどの深さまで掘っていく、猛暑の中では特に大変な作業です
 注文住宅ができる迄 第六段となった今回は、基礎工事の中の「給排水設備工事」についてお伝えいたします!

 現場では、職人の皆様が猛暑の中汗水垂らし、作業を行っていました。まずはスコップやショベルカーを使って穴を掘ります。掘った穴は、人が半分埋まってしまうほどの深さです。そこへ配管を通し、再び埋めていきます。給排水設備は、トイレやお風呂など、私たちの身近なところで使われる大切な設備です。その名の通り「給水・給湯」と「排水」の機能があり、排水管は「塩化ビニール」という素材のパイプ状の形で、給水・給湯管はホース状の形をしています(※1 下写真参照)。地道な作業ですが、この作業によって、トイレやお風呂などの設備を使うことができます。

 給排水設備の配管工事も整い、基礎工事はこれで完了となります。続いて、「土台敷き」を行い、いよいよ住宅の全体像が見える「建て方」の工程に進みます。今後の工程も、とても楽しみです!

                     新入社員・広報くしだ
▲※1パイプ状のものが排水管、ホース状の青が給水管、赤が給湯管。
▲パイプを埋めるために掘った土を元に戻しているショベルカー。
▲猛暑の中、スコップを使ってショベルカーと一緒に土を掘る職人さん
▲堀った穴の深さを、器具を使って計測し、確認する職人さん。


「注文住宅ができる迄」⑤ 基礎コンと断熱材!

2021-08-11
▲型枠を完全に撤去し、一部断熱材が入った基礎。職人さんが掃除もして綺麗になりました。この段階で、一階の間取りがどことなく見えてきます。
 「注文住宅ができる迄」第五段!本日は打設された「基礎コンクリート」について、少し深掘りしてご紹介いたします!

 現場へ入ると、型枠は撤去し終わっていました。基礎コンクリートには「スタイロフォーム」という断熱材が入っています。基礎や床に施工する断熱は床断熱と基礎断熱があり、現段階で行っている基礎断熱は、床断熱と比べると断熱・気密性能が高いというメリットがあります。また、基礎コンクリートと深く関係のあるものが「アンカーボルト」です。アンカーボルトとは、基礎と土台を固定する為に使用する棒状の金具。コンクリート打設の際に埋め込まれるのですが、設置位置には条件があり、その条件の通りに設置していきます。

 この後基礎の周りを重機で掘り、いよいよ給排水設備が入ります...!今回、基礎コンクリートを深掘りしてご紹介しましたが、断熱も、金具も、工程もそのひとつひとつにまだまだたくさんの種類があり、どれもとても大切な作業なのだと実感しました。

新入社員・広報くしだ
▲スタイロフォームは軽くて丈夫、熱を伝えにくい為夏冬ともに有効。
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▲こちらは玄関の基礎。基礎の内側に断熱材が入っています。
▲規定の位置に設置されたアンカーボルト(コンクリート打設時の写真)
▲弊社のブログを引き続きどうぞよろしくお願いいたします(お辞儀)


「注文住宅ができる迄」④ 給排水の佐々木さん

2021-08-03
▲給排水設備を担当されている佐々木さん。体にこたえる暑さの中ではありますが、現場の事前チェックを欠かしません。
 暑さで汗をかく日が続き、家に帰ったら直ぐシャワーを浴びたくなりますね。さて、皆様は毎日の生活で使うお風呂やトイレの設備はどのように作られているのかご存知でしょうか?「注文住宅ができる迄」基礎工事第四弾、本日は「給排水設備工事」本作業に入る事前準備をご紹介いたします!

 現場では給排水設備の佐々木さん、基礎の職人Kさんが作業をされていました。職人Kさんは型枠の撤去取り外しを行っており、基礎コンクリートの全貌が少しずつ露わに。佐々木さんは、※1「排水枡(はいすいます)」の加工、そして給排水設備が入る場所の事前確認の為、レーザーとアルミスタッフ(測量に使う器具)を使ってどのぐらいの深さの穴を掘るかを測っていました。家が建つと修正が効かずやり直しが許されないため、疑問点に関してはすぐさま電話で設計担当の中山課長と打ち合わせをしていました。

 給排水設備はトイレやお風呂など、家にとって無くてはならないものです。職人さんと協力業者さんの経験と的確な段取り確かな技術によって、私たちの”快適な暮らし”の基盤が作られていくのだと感じました。

新入社員・広報くしだ
▲型枠を撤去し、基礎コンクリートの全貌が少しずつ露わになっていく
▲外したたくさんの型枠を、丁寧に積み重ねていく基礎の職人Kさん。
▲※1排水枡には汚水を排水に流す際、ゴミを溜める役割があります。
▲レーザーとアルミスタッフを使って穴を掘る深さを確認しています。







石黒建築工房は、【宮城県】を拠点とする「DIYカフェのある工務店」です。